トルコ旅行1〜2日目。カッパドキア


(写真は土産物屋に並んでいた魔よけの「ナザールボンジュー」こんなにあるとカエルの卵みたいだ)
2009年夏に引き続き、2010年夏もトルコへ行って来た。


前回と同じく、イスタンブール日本人学校で教師をしている元カンボジア協力隊員時代の同期Hちゃんのお宅を襲撃。
なんと今回は協力隊員同期の仲間2名と一緒。
すなわちカンボジア協力隊員同期4名の珍道中という訳である。
2年目なので、奥地の方とか行ってみたいと思っていたが、うち1名は初トルコということだったし、人数が多いと移動なども大変なので、前回と同じくカッパドキアイスタンブールという旅のプランになった。
カッパドキア好きだし、何回行ってもいいやね。


イスタンブールに到着したのは8/3(火)の夜。
前日に到着しているWちゃんと現地のHちゃんと携帯で連絡しながらの合流。
今年はいつもの海外レンタル携帯ではなくてiPhoneローミングサービスだもんね〜。
日本に居るときと同じように待ち合わせ場所決めなくても合流できちゃうもんね〜。
と思ったら、なんだかいつまで経っても会えなかった(笑)。
同じ駅の違う場所で「なかなか来ないナー」とお互い待っていたのだった。
無事合流した後は、オススメの手羽先屋で遅い夕飯を食べて、Hちゃんのお家に連れ帰って貰って眠っただけ。


8/4(水)、翌朝は早い便に乗ってカッパドキアへ。
しかーし、到着して早速トラブル。
折角現地のHちゃんが手配しておいてくれたドライバーさんが、途中交通事故に巻き込まれたとかで、急遽別の人が来てくれていた。
別の人っていうか、たぶんドライバーさんの友人…車も普通のセダンだし…急に頼まれた友人さんも勝手がわからず困っている様子…
イマイチ意思の疎通ができないまま車は出発!(笑)


元々のドライバーさんといつ交代するのかナーと思いつつ、連れて行かれたところで降りてみたらカイマクル地下都市であった。
ちょっと待てー、観光させるなら私たちがどこに行きたいのか訊いてくれ!(笑)
カイマクル地下都市は昨年見ているので、今年はデリンクユ地下都市が見たいのだ。
ということで、デリンクユへ連れて行って貰うことにする。割と位置も近いのでこれは時間のロスにならず。良かった良かった。



デリンクユ地下都市だが、これがなかなか良かった。
カイマクルの方が観光地として整備されているのだが、その分人も多く、ちょっとでっぷりしたドイツ人のおじさんとかが通路に詰まってしまうとすれ違えなくて面倒なのだ。
追い立てられるように次々進まないといけないので慌ただしいし。
その点デリンクユは空いていて、ふとした瞬間に洞窟の中で我々だけ取り残されている状態。
昨年の反省にもとづき、強力なLEDのヘッドライトや防寒着も持っていったのでたっぷりゆっくり地下洞窟都市を満喫。
出てくるとドライバーさんは待ちくたびれたーという様子。
昨年もそうだったけど、他の観光客より一箇所での滞在時間が長いのだよね、我々。


本来のドライバーさんとの交代はいつ?と訊ねると、まだちょっと先なので、もう一箇所観光してきてとのこと。
既にお昼の時間ではあるけれど、食事をするなら町中に戻らないと…結構南の方に来ているし、どうせならこのままセリメ修道院へ行きたい…!
ドライバーさんに伝えるとOKとのことだったのでセリメに向けて出発!


しかし、これが結構遠かった…私の記憶ではもうちょっと近いかと…たぶん去年は途中寝てたんだな…
同行の皆も爆睡する中、臨時ドライバーさんには申し訳ないし、お腹は空いてくるし「欲望の炸裂するまま、選択誤ったかなー」と一人反省。



セリメ修道院
私のイチオシポイントである。
岩に刻まれた修道院という点では他と同じ造りなのだが…結構高い岩に刻まれていて眺望が良いこととか、良い風が抜けることとか、アチコチ登ったり降りたり3D構造になっていて、アスレチックが楽しいこととか…が私の好みなのだと思う。
昨年は観光客が多すぎて、ガイドのオヤさんが疲れ切っていて早く帰りたがったので、心残りがあったんだよね。
心残り…それはお気に入りの岩スポットで座ってぼーーーっとすること…
今回はその心残りを果たしにきたのだ!
同行者3名を置き去りに、私はまっすぐ記憶の中のお気に入りポイントへ。
あった、あった。昨年と変わらず気持ちの良い風が吹いている。
セリメの最上部にあるので皆が下から登ってくるまでの間、そこで一人のんびりぼーーーーっとしていた。
証拠写真をHちゃんが撮ってくれた)


さて帰ろうと駐車場へ降りると、大型バスが何台もやってきて、ぞろぞろと観光客が。
さっきまで他に全然観光客が居なかった(本当に我々だけだった)のだが、それは丁度お昼時だったかららしい。
ラッキー!
皆もセリメ修道院を気に入ってくれたし、ガラ空きなのが本当に雰囲気良かったし、結局この選択で大正解!


時間は既に15:00くらい。
ドライバーさんにも悪いし、次は飯にして奢ろうと思いつつ再び遠路戻って町中へ。
と、街に入る前にワゴンが停まっている駐車場で停止。どうやらここで本来のドライバーさんと交代である。
ピジョン・バレー(岩の谷なのだが、崖に掘られた穴はハトの巣穴。フンを集めて燃料にした)であった。
午後の日差しで輝いているピジョン・バレーを見て、また飯のことは忘れて写真を撮りまくる我々(爆)。
そうしている間に臨時ドライバーさんは帰ってしまった。
あー、ろくにお礼もしていないのに。申し訳ない。



広々ワゴン車に乗り換えて…あれ?冷房の利きがイマイチ…車のサスペンションや速度もイマイチ…さっきのセダンの方が狭いけど快適だったなー(笑)。
「お腹が空いたー」ということでギョレメの素敵な洞窟レストランに連れて行って貰う。
http://www.hanodasi.com/
既に16:00くらいなのだがお昼ご飯。


お昼をゆっくり楽しんだら、もう夕方。まもなく夕暮れという時刻。
昨年最後の朝に立ち寄ったエセンテペのパノラマポイントへ行くことにした。
昨年の心残りその2=パノラマでお茶するというのがあったのだ。



夕暮れ時の赤い光をあびて、パノラマも美しい。楽しい。
私がゆっくり写真を撮っている間、同行者達はお土産屋のお兄さんと交流を楽しんでいた様子。
なんか一緒に踊ったり写真撮ったりしてる(笑)。面白い写真がいっぱい撮れた。
他に客が居なくなって(もう遅いからね)店じまいしたそうなのに我々長尻で(笑)。
更に喫茶店にも入ってお茶しちゃうもんね。
フレッシュジュースとカフェラテ…チャイ文化のこんな観光地で美味しいカフェラテを砂岩の上で、パノラマビュー眺めながら飲めるなんて最高!…も飲んじゃうもんね。



もうすっかり日が暮れてしまったので、ホテルへ。
昨年の贅沢な洞窟ホテル「ユナク・エヴェレリ」は今年満室で予約が取れなかったので、その近くの「セルチュクル エヴィ」に宿泊。
http://www.selcukluevi.com/
洞窟ホテルではないけれど、こじんまりとお洒落で綺麗なホテル。
バスルームやお湯も十分。
洞窟ホテルでないので、部屋は結構暑かったが、エアコンの調子がイマイチ。
窓全開で眠ったら風で動く窓に頭をぶつけて目が覚めたのが難点か。


中庭が素敵だったので今夜の夕飯はホテルで取ることにした。
食後に運動を兼ねてユルギョップの街中心部までお散歩。
どうもユルギョップには地図と地形が私の中で一致しないところがあって気になっていたんだけど、ゆっくり歩いてみて頭に入ったので満足。


今年も早朝から深夜まで長い1日が更けていったのである。