トルコ7日目(最終日)


(写真はアヤ・ソフィアの中のモザイク画)

アヤソフィア
・スルタンアフメット・ジャーミィ(ブルー・モスク)

遂にトルコ滞在も最終日。今日の夕方の便で帰国するのだ。
あっという間の7日間だったなぁ。見てない物沢山あるし。
一応体調は復活してるので、最後の取りこぼし観光をしてくることにした。
Kちゃんはボスポラス大橋&オルタキョイに行きたいということなので、今日も一人で別行動。



(写真はアヤ・ソフィア内部祭壇部分)
アヤソフィア


元々がビザンチン帝国時代のギリシャ正教の教会で、オスマン・トルコ時代にイスラム教のモスクに作り替えられたという面白い建物。
今はどちらの役目も終えて、博物館という扱いになっているが、キリスト教会としては世界で4番目という大規模なもの。
(写真はアヤ・ソフィアの2階から1階を撮影)

今回は丁度大ドームが修復中で、建物の真ん中に足組が組まれてしまっているのだが、それでも十分に迫力のある建物だった。


(写真はアヤ・ソフィアの中で見かけた猫。猫まで入ってきていいんだ…)

漆喰の中から見つかったというモザイク画が素晴らしい。
が、注意書きが書いてあるにもかかわらず、フラッシュ焚いて写真を撮る観光客が後を絶たない。
一応警備員がフラッシュ光るたびに「NO FLASH!」と叫ぶのだが、光った後で叫んでも意味無いじゃん。
なんかおおらかというかいい加減なのである。



(写真は珍しい6本のミナーレを持つ外観)
◆スルタンアフメット・ジャーミィ(ブルー・モスク)


お次はどこから見ても美しい、イスタンブールを代表する建物スルタンアフメット・ジャーミィ、俗に言うブルー・モスクである。
時刻はお昼近く。もしかしてお祈りの時間の前後だったか、建物の中は2/3ほどが仕切られて入れない状態になっていた。
時間が許せば、また内部に入れれば、絨毯の上に座って、ぼーっと何時間でも過ごせそうな場所ではあったが…入って、写真撮って、出てきて終了。
(写真は敷き詰められた絨毯と、昼なお薄暗いドーム内の灯り)


もうどうしても腹が減っているので、またトウモロコシ売りのお世話になって食べながら移動する。
次は地下宮殿(ビザンチン帝国時代の貯水池)を見たくて移動したのだが…入り口に列が出来ている…とても、残り30分程度で出てこられそうに無いので諦めた。



(写真はドネルケバブを削り落としているところ)
昼飯はドネルケバブをユフカで巻いたデュリュムを貰ってトラムヴァイが来るのを待ちながら食べた。
これでトルコ旅行終了である。バスを乗り継いで友人宅に戻って荷物をピックアップして空港へ向かった。



(写真は飛行機から未練たらしく眺めたイスタンブールの街。金角湾とトプカプ宮殿の丘は特徴的な地理なのですぐわかる)
◆帰国


無事に日本に帰国した…最終的には。道のりは遠かった。


友人宅から空港へ向かうには、DT2というバスでTURiZM SiTESiからMECiDiYEKOY(メジディエキョイ)へ。
そこからメトロビュースでSiRiNEVLERまで行く。
同じ場所なのだが名前の違うATAKOYというメトロの駅に乗り換えて3駅で空港である。
途中2回の乗り換えがあるのも面倒だが、バスやメトロビュースは大抵激混みなので、大荷物を持っているとなかなか大変である。周囲にも迷惑だし。


しかも今回は、DT2のバスがMECiDiYEKOY(メジディエキョイ)行きだったらしく、今までのバス停ではなく、変な裏のブロックに入ったところで止まるし。
明らかにメトロビュースの駅から100m位遠ざかったところで降ろされてしまった。
DT2ってのは環状線なので、普通はそのままもっと先まで走っていく。他のお客さんもぶーぶー言いながら降りていった。



(写真は飛行機から撮影したボスポラス大橋やアクメルケズビルのあたり。友人宅のある付近)
何故かそういう事は続く物で、やっと座れたメトロビュースも途中で終点になってしまって降ろされてしまった。
この場合は同じホームで後からくるメトロビュースに乗れば良いだけなんだけど、やっぱり疲れる。


それで疲れていたのがいけないのか、前の晩の夏バテ再発か、ぼんやりしていたらメトロビュースの乗り換え駅を通り過ぎてしまった。
アタキョイという名前で覚えていたのだが、メトロビュースの駅の名前が違うのだ。
あれ?今の停留所ってもしかして…と思って地図を取り出して眺めていたが、どうにも確証がない。
そうこうするうちにもう一つの停留所も過ぎてしまった。


今通り過ぎた停留所の名前を漸く地図上で見つけて、乗り過ごしてしまったことに気づく。
飛行機の時間があるからジリジリ焦るのに、こういう時に限って次の停留所までの間が長いのだ。(気持ちの問題じゃなくて本当に遠かった)
2つ通り過ぎた停留所で降りて、反対方向のメトロビュースに乗り換えた。
幸いメトロビュースはバスと違って、車両に乗るときではなくホームに入るときに料金を払うので、余計な金はかからない。



(写真は今回食べるチャンスの無かった白チーズ、ベヤズ・ペイニルの売り場)
なんとかメトロに乗り換えて、無事空港に到着。
チェックインカウンターで並んでいたら、職員のおばさんがやってきて私の前で「ここ閉めるから、他行って」って突然言う。
えええぇ?前に居た年輩の夫婦と、ちょっと会話してた時だったので「はぁっ?」って感じ。
私の後ろに並んでいた人も居ないので「なんでだよー。あと一人がどうして駄目なわけ?」と食い下がるものの、おばさん「駄目。あっちに並び直して」としか言わない。


仕方なく隣の島に並び直して見ていたのだが、閉めるつもりのカウンターに並ぶためのラインをいつまでも閉めないので、新たな客がふらふらと入っていく⇒おばさん出てきて散らす
を3回も繰り返していた。だから、まずは入り口を閉めろっての。
3回見てたら、自分のチェックインの番が回ってきたんで、その後のことは知らないが、たぶんずっと同じ事を繰り返していたんだろうな。




(写真はエジプシャンバザールの香料売り場、グランバザールのランプ売り場)
チェックインは実にスムーズで、窓際の席も取って貰えたし、マイレージカードでポイント付けたりも無事にできた。
出国審査は混んでいたけれど、それも別に問題なく終了。特に免税店で欲しい物も無いし、搭乗時間も迫っていたので搭乗ゲートに行ってみた。
したら飛行機の到着が遅れているという。確かに搭乗時間が近いのにデッキには飛行機の影も形もない。


まぁ仕方ないと見回して、近くにあったカフェスタンドに入った。
そこで搭乗ゲートの様子を伺いつつ、案内放送に気をつけつつ、写真の整理をしたり、記事を書いたりして1時間ほど過ごす。


…どうも様子が変だった。


搭乗ゲートには待っている人がいるのだが、いくらなんでも時間がかかりすぎである。全然案内放送が無いのも気になる。
不安になって荷物をたたみ、搭乗ゲートに近づいてみた。
なんと。ゲートが閉まっている。サインは「1:20 DELAY=遅れ」のまま。
隣のゲートの職員に「成田行きの飛行機はどうなった?」と訊ねると「もう搭乗終了した」と言う。ええええぇぇ〜?いつの間に!?


「ちょっと待て!私は乗る予定になってるんだけど!どういう事!?」って訊ねると、チケットを見せろという。
チケットを見せると搭乗時間(遅れる前の)を示し「15分前までに搭乗ゲートに来てと書いてあるのが読めないか?」と言う。
「飛行機1:20分遅れって書いてあるじゃん。まだ1:20経ってないし。どうすりゃいいの?」と食い下がるが、その兄さんは知るかってな態度である。


おいおい、どーする!?飛行機乗れなかったら。
格安チケットだから振替とかしてもらえないはずだし、ってことは航空券正規料金購入か!?
トルコ航空の日本行きは1日に1本しか無いから、少なくとも明日まで帰れないし。
とりあえず宿泊は、友達の家に戻るから良いとして。
1日遅らせたら帰国は月曜日になっちゃうので会社行けないし。うわーヤバい。
とぐーるぐる考えてしまうが、まだ飛行機は飛び立たずにそこに居るので、諦めるわけにはいかない。


「ちょっとー!どーにかしてくれよー!」「邪魔だから下がってろって」
てなやりとりを繰り返すうちに、他のスタッフが飛行機に連絡したらしく「今、飛行機に連絡したから待て」と言ってくれた。
なんだ、ちゃんと対応してくれるなら、最初からそう言ってくれよ。おとなしく待つのに。


飛行機からスタッフが出てきて、金属探知器チェックも無しで飛行機に連れて行ってくれた。
「本当にごめんよー」「大丈夫」ってなやりとり。
最初に対応した兄ちゃんの態度が悪いだけで、他のスタッフは親切でした。はい。


てなハプニングの末、無事に飛行機に乗れました。あー怖かった。
(写真は夕暮れ時のジャーミィ。コーランの音を聞きながら撮影)


飛行機内ではずっと眠って過ごしたかったが、どうもよく眠れない。
昨年ロシアから帰ってくる時も思ったけれど、だんだん飛行機での時間が辛くなってきてる?特に帰国便。
仕方がないので「誰も守ってくれない」とか「K-20怪人20面相・伝」とか見てしまう。


日曜日の昼頃成田に到着。疲れているのにこういう時に限ってNEXの良い時間が無くて京成ライナーを予約。
乗り込んでボンヤリと考え事をしていて思い出した。今回の旅行では国際携帯電話を借りていったので、それを成田で返却して精算しなければならなかったのだ!
発車20秒前だったが荷物を掴んで飛び降りる。
窓口にて「忘れ物をしたので空港に戻ります」と切符を払い戻して戻った。



(写真はカッパドキアカイセリの街から、3900m級のエルジェス山。この山の火山灰が降り積もってカッパドキアの地層を作っている)
何もかもすんなりいかないのは、やはり疲れているからか。
この後は、日曜日の夜にフェイシャルの予約取ってたの忘れて爆睡してたし、月曜日に買った漫画はまたもや1巻だったし(本当は3巻を買うつもりだった)、火曜日は2時間半も寝坊して、10年振りくらいに会社遅刻してしまったし、散々な日々であった。
なんかここまで来ると笑えたぞ。


極めつけ。8月下旬にATMでお金をおろそうと思ったらおろせなかった。銀行残高1,603円。毎年の事ですが、遊びすぎです。
(財形を一部解約して事なきを得る)