トルコ6日目


(写真はトプカプ宮殿の回廊)


トプカプ宮殿
・クッションカフェで昼飯
・軍事博物館
・昼寝
・イスティクラール通り
・魚市場


本日金曜日。現地在住の友人は出勤日なので、今日は旅行者2名だけで観光することにした。



(写真はトプカプ宮殿前の広場)
トプカプ宮殿


トルコ滞在6日目にして、漸くイスタンブール最大の観光名所「トプカプ宮殿」へ来た。
気合いを入れて9:30の観光開始なので、まだチケット売り場も内部もがら空きである。よしよし。
入り口前の広場で入場券を買おうとすると、フリーの日本語ガイドが「案内しましょうか?」と声をかけてきた。
宮殿内では音声ガイドを借りるつもりだったけど、生のガイド案内の方が絶対内容が濃いから、料金さえ折り合えば頼んでも良いかなという気になって交渉開始。



(写真はトプカプ宮殿ハレム内の1部屋の天井)
しかし、ちょっと話しているうちに問題は料金ではなく時間だということに気づく。
ガイドの彼にしてみれば、同じ手間なら人数が多い方が良いので、もう少し客が来るまで待ちたいと言う。
ならば待ち時間が無駄だからと断ろうとすると、やっぱり2名でも良いと言い出した。
そこで何時間ぐらいかかるかと聞くと、1時間半から2時間くらいの案内とのこと。地球の歩き方には「見学時間の目安3時間」と書いてあるので、だとするとかなり駆け足の案内だ。
カッパドキア経験からすると、我々の観光スタイルはあちこちでだらだらと意味もなく休憩する&見所は全部とりあえず回りたい…よって、無茶苦茶時間がかかることがわかっている。
「ゆっくり回りたいので2時間じゃ短いんだよな」という話をしていると、最終的にはガイドの方から断ってきた。



(写真はトプカプ宮殿馬で走るための小石を並べた通路)
と言うわけで、オーディオガイドを借りて観光開始。
一番混むと言われているハレムを最初に攻略。宮殿を左側から時計回りに見て回る形になった。
ハレムに入った瞬間、雷鳴とどろいて所謂ゲリラ豪雨が始まった。
トルコは夏に雨なんて降らないと聞いていて、当然雨具なんて持ってないけれど、丁度建物に入った時だったのでラッキー。
ハレムを出てくる頃には雨も止んでいた。




(写真はトプカプ宮殿一番奥左側にあるバーダット・キョシュキュからの眺めと、一番奥右側にあるカフェからの眺め)
飛ばすけど(笑)。
トプカプ宮殿は綺麗なタイルの壁、豪華な部屋、気持ちよい庭園やテラスがあって、見所満載。
一番奥左側にあるバーダット・キョシュキュは大理石のテラスに東屋があって、金角湾や対岸のガラタ塔がよく見える気持ちの良い場所。
そして、一番奥右側にはレストランやカフェのコーナーが。ここまで来るのに2時間は経過していたのでもうくたくたである。なんか凄い観光地価格だったけど、構わず飲み物注文して一休みした。


そして観光再開。次は宝物館である。
86カラットのダイヤモンドとか、各種豪華な宝石がついた剣だの家具だの道具だの。
宝物館は4部屋しかなくて、決して広くはない…むしろ狭い。その狭い部屋に観光客が押し合いへし合い。エアコンも効かず無茶苦茶暑い。社会科見学らしい小学生の大団体とかも足下をうろちょろしているし、もう大変。
まだこれでも人の少ない時間帯にのんびり見たので良かったけれど、お昼になるにつれ観光客は増える一方。こりゃすげぇや。


そして最後は元調理場を使った陶磁器展示を…という予定だったのだが、どう見てもそこに入り口がない。
うろうろうろうろした挙げ句、諦めて入り口ゲートまで戻って周囲をたむろしているガイドを捕まえて尋ねてみたところ、どうやら修復中で閉まっているらしい。
なんだよー、どこにもそんな事書いてないじゃないかよー。意外と不親切。
と、トプカプ終了時点でもう12:30である。やっぱり見学時間は3時間は必要だね。



(写真はOzlerレストランと通りの様子)
◆クッションカフェ Ozler Restaurant で昼飯


折角旧市街まで来たのだから、一気にアヤ・ソフィアやブルーモスクを見て回りたいものだが、今日は軍事博物館の軍楽隊演奏が見たいのだ。
それが15:00開始なので、大急ぎで昼飯を食べて移動しなければ間に合わない。
イスタンブールは割と広くて、その割に地下鉄が発達していないので、移動時間は余裕をみておく必要がある。




(写真は昼飯の数々。ちょっと頼みすぎたけど完食)
スィルケジ周辺の庶民的なロカンタに行こうと計画して、トプカプ宮殿から丘を下って歩いてきたところ、Ibni Kemal Cad.という路地を歩いていたら、なんだか雰囲気の良さそうなレストランやカフェが並んでいた。
歩き疲れているのもあり、丁度良さそげな席が空いていたのもあり、ふらふらっと入ってしまうのだった。
トルコ名物料理で食べてないものをどんどんクリアしようと、メルジメッキ・チョルバス、イマーム・バユルドゥ、スィガラ・ボレイなどなどを注文。
風の通る四つ角で、クッションが置いてあるベンチ式の座席で、思いっきりくつろぐ〜。
向かいの水タバコカフェも大きなクッションっとベンチで、欧米人旅行者なんか完全に横になって寝てるし。いいなぁこのユルさ。



(写真は軍事博物館の軍楽隊コンサート)
◆軍事博物館


トラムヴァイと、地下ケーブル、地下鉄を乗り継いでスジルケジからオスマンベイの軍事博物館へ。
なんとか15:00開演には間に合ったが、軍事博物館、広い広い。中に入ってからも随分歩いた。
軍楽隊演奏は、やっぱり聴けて良かった。こんな音楽隊がくっついてる巨大な軍隊が攻めてきたら、イヤだよなーって迫力。ちょっとバーサークしそうな感じっての?

なんだけど、ここに来て疲れがピークに!軍楽隊演奏は起きていられないほど。
頭も痛くなって来ちゃうし、吐き気もするし、関節も痛い。これは私の限界サインなので、素直に降参することにする。
軍事博物館はいっさい見学せずに出て、Kちゃんとは別行動で家に戻って昼寝した。



(写真は魚市場の通りで選んで入ったレストランの屋上テラス)
◆魚市場


夜になっても体調戻らず。最後の夜だというのに食欲ゼロ&酒も要らない状態に…夏バテまたは軽い熱中症である。
レストランは魚市場またはチチェッキ・パサジュの一軒。この近辺は店が多いので、どこを選ぶか難しい。気分的に屋上テラスレストランを選んで貰って夜風で涼んで一息。
店の名前も覚えてないし、結局殆ど食べられなかった。残念。


朝飯:サンドイッチを歩きながら/昼飯:Ozler Restaurantでトルコ料理/夕飯:抜き