モスクワ8日目。土曜、最終日。〜勝利公園〜

(写真は勝利公園にある追悼教会。初めて見るモスクワの青空)

今日は眠る時から猫のマルカスがその辺にいる状態で就寝。
途中、5時半、6時過ぎと起こされたが、適当に遊んで、またお互い眠って、7時半までだらだら。


(写真は勝利公園遠景。背の高いオベリスクが建っている)
9時半に出発して、今日は地下鉄3号線のパールク・ボペートイ(勝利公園)へ行ってみた。
丁度、この1週間で初めて晴れたので公園はとても気持ちよかった。
勝利公園というのは、第2次大戦の勝利を記念する公園。
中には戦死者を追悼するための記念的な教会や、オベリスクがあって、ナショナリズムがプンプンの場所である。


(写真は館内のジオラマ展示の一つ。珍しいことに館内も写真禁止じゃないので撮り放題)
博物館も名付けるなら「戦争記念博物館」とでも言うのか、1階のジオラマ展示も美しいし、戦死者を追悼しつつ、戦時中の資料や武器などをこれでもかこれでもかと展示している…かなーり気合いの入った博物館である。
ロシア人も来ているし、アメリカ人のツアーも来ているが、日本のガイドブックには載っていない…敵国だったからか。


(写真はオベリスク前の像。ドラゴンを退治していたのでたぶん聖ゲオルギウス(聖ジョージ/聖ユーリ)。ロシアでは大人気の聖人。もう一つは館内の戦死者追悼ホール。すごい「国威掲揚」な感じの彫刻と壁には戦死者名リスト。だだっぴろいホールである)
一応説明書きには英語もあるし、付属の美術館は時間が無くて飛ばしたけれど広そうだったし、何時間かつぶせるだけの博物館だと思う。ガイドブックに載っていないのは勿体ない。
ただ…たぶん霊感の強い人はダメじゃないかな?
当時の本物が飾ってあるし、戦死者を悼むということで大量に名前が並んでいるし、何が嬉しいのかえぐい写真を赤い照明の下で展示しているし、敏感な人にはキツイ内容かも知れない。
時間が無くて駆け足で眺めた程度で丁度良いのかも。



11時半頃切り上げて、地下鉄でスモレンスカヤ駅へ向かった。
一番観光客が集まるというアルバート通り(歩行者天国)を軽く流して歩いてみた。
途中、便利なカフェテリア形式のロシア料理レストラン「ムームー」で、ビーツのサラダ、ホロジェッツという煮こごり、黒パン、一日目に食べて美味しかったキノコのグラタン、サーモン焼きを注文。
ロシアで最後の食事を楽しんだ。


(写真は観光客に人気・歩行者天国アルバート通り)
アルバート通りを歩いて抜けて、アルバーツカヤ駅から地下鉄で帰宅。
荷物をピックアップして、M子の家族に別れを告げて空港へ。
これまた地下鉄でパヴェレツキー駅へ行って、エアポートエクスプレス(列車)でもって空港へ向かった。
エアポートエクスプレスって言うからには、地下鉄の駅についたら英語でサインがあるかと期待したが、そこはやっぱりモスクワなので、最後までロシア文字で通すのであった(笑)。


それでもなんとかすんなりと列車に乗って、無事に空港に15時15分着。
残ってしまった600ルーブル(2500円くらい)をドルか円に両替したいと思ったが、残念ながらそんな少額の両替はしていないと断られてしまったので、カフェでコーヒーとビールを注文。
チェックインも、パスポートコントロールもあっという間に通り過ぎてしまったので、カフェにて2時間ほど時間つぶしで居座ることにしてこれを書いている。

17時20分。まもなく搭乗時間。

朝飯:ハムチーズトースト、ぶどう/昼飯:ムームー/夕飯:飛行機