不思議なんだが。
あの地震…そういえば正式呼称って決まったんだろうか…が起きてから、すでに2日以上が経つのに、地震酔いというか身体が揺れている感じが抜けない。
会社でふと立ち上がった時も、昼飯を近くのパスタ屋で食べていた時も、さっき地下にあるマンション防災センターに「なんか止められる電気があれば節電して」お願いをするため、階段を下りていた時も、なんかふらついてしまう。
気持ち悪いとか、そういうんじゃないから良いんだけど。(良いのか?)


目を閉じて深呼吸しても。座禅を組んでみても。
ずっと脳の位置情報認識がズレっぱなしなのだ。
これ、鼓動なのかな?
でもスクローリング(主に上から見た時時計回り)してんだけど。


地震の最中もその後も、いつもの調子(いつもトラブルが発生した時にも変えない調子)で「その時できる最上のことを冷静に」し続けてるんだけど。
例えば恐怖とか、不安とか、パニックといった感情はたぶん私の中でもゼロじゃないんだろうけど、冷静に活動するメイン感情のせいで周縁化されてて、そのせいで悲鳴を上げているんだろうか?
それがこの、いつまで経っても揺れっぱなし感覚となって表出してるんだろうか…。


そう思って、さっき座った時には「怖がってもいいんだよ。不安でもいいんだよ。何を感じて居るんだい私?」と身体に耳を澄ませてみたのだが、やっぱり「別にー」という声しか聞こえないのだ。
まぁ…暫くこの感覚とおつきあいしてくしかないなぁ。
画面を見たり、本を読もうとする最初の時にちょっと不便。(視界が揺れてるから)
すぐに、集中することで、身体は揺れている感覚があっても、視界は安定するので大丈夫。


私の部屋にはアルゼンチンで買ってきたアメジスト風鈴を下げてる。
風鈴といっても、部屋の中で風が吹かないから、これはもっぱら「地震感知器」になってる(笑)。
普段から、身体に感じないような些細な揺れでも、心地よいチリンチリンという美しい音がする。
この2日、この美しい地震感知器はしょっちゅう鳴っている。


揺れっぱなしの私の身体感覚だが、この音が鳴るときだけは「あ。本当に揺れてるわけね」とわかって安心するのであった(笑)。