一の瀬高原ソロキャンプ

昨秋から色々とお世話になっているBe Nature School。
今回はBe Nature Schoolのもう一本の柱であるアウトドアプログラムに参加してみた。
(もう一本はファシリテーション講座だ)



2泊3日ソロキャンプである。
ソロキャンプっつーからには、1人でキャンプするのだ。
が、プログラムというからには、1人じゃない。
アウトドア雑誌で連載も持っている長野修平氏をメイン講師に迎え、Be Nature Schoolからスタッフの長谷部さん、みずかさんがサポートでついてくれるし、12名の参加者が居る。
総勢15名のキャンプ。
だが、テントを張るのも、竈をつくるのも、料理するのも、教えて貰って独力で…という体験プログラムなのだ。
各種道具もレンタルしてくれるし、身一つで参加できるというのが魅力。



キャンプ体験は人生これで一応2回目である。
青年海外協力隊カンボジアに行く前の、二本松訓練所での野外訓練でキャンプというのがあったからだ。
覚えているのは生きている鳥をさばいた訓練の部分ばかり。
たぶん、テント張りなどは手分けしてやっているし、薪竈じゃなかったりしたからだろう。


独りでちゃんと自然と向き合う時間が欲しかったのだ。
3月の屋久島で感じていたことを再確認したいという気持ちもあった。


が。
キャンプ素人としては、まず衣食住を確保するのが最優先。
私が思っていたような「自然の中で自分と静かに向き合う」という割と優雅なイメージとはちと違っていた。
それも自然と向き合っているという意味では、実に素朴に正しく向き合っていると言えるんだが(笑)。



テントを張る。竈を作る。薪を集めてくる。火を起こして、温かい食べ物を作って食べる。暗くなったので寝る。
明るくなったので起きる。火を起こして、温かい食べ物を作って食べる。薪を集めてくる、火を起こして…以下、繰り返し。
結構それだけでイッパイイッパイなのだ。


辛うじて、隙間時間を見つけて「リーダーシップとニューサイエンス」を3日で半分ほど読んだ。
十分読み終わるだろうと思っていただけにちょっとショック。


薪集めしながら「歩く瞑想」ちっくにしてみたり、食事作りながら呼吸整えてみたりしたけれど。
いやぁ自分と向き合うどころか、割とガツガツ生きてしまった。
ミッションがあると達成するのに夢中になってしまう質だしな。



普段まったく料理しない私だが、火起こしは上手に出来たので「うめぇ!!私もしかして天才!?」と叫びながら、どの食事も豪華に楽しむことが出来た。
寝袋での睡眠もまったく問題なし。体内時計は正確に6時間で起床。
キャンプ向いているかも知れない。


バイクで行ったので革ズボンだったのだが、キャンプには革素材の服が丁度合う。革手袋も大活躍。
持って帰ってきたら、どいつも焚き火臭くて困ってるけど。


少しずつ道具をそろえて本当のソロキャンプに挑戦したい。
とりあえず寝袋とテントと鍋・金網(火の中につっこむので家のものは使えない)だけあればなんとかなるな。
あー、また趣味を一つ増やしてしまうのか、私!?
それはやめておけ!!そうでなくても空いている週末はないぞ!!
…しかし、今夏はコツを忘れないウチに1泊くらいでソロキャンプしてみたいなー…