自分という自然に出会う

11月のBe Nature School合宿夜の飲み会で「修羅は季世恵さんのワークショップに参加してみるべきだね」と言われた。
「自分という自然に出会う」という中野民夫氏、志村季世恵氏によるワークショップのことである。

自分という自然に出会う

自分という自然に出会う

ボーナス前のピーンチ状態。
慌てて財形を取り崩すも、カードの支払い日に間に合いそうになく、消費者金融へ「今から行きます」と電話。
会社を出る前に口座を確認したら、入金があったので「資金繰り目処ついたので止めます。利用者登録も削除願います」とお断りした。
…ような日々なので、合宿参加費(¥35,000)が捻出できるか危ぶまれたのだが。


長野女神山ライフセンター( http://www.megamiyama.jp/ )は、奇しくもプロセスワーク(ワールドワーク)の書籍「後ろ向きに馬に乗る」の舞台となっているエサレン研究所をモデルに作られた合宿所。これも縁か。

うしろ向きに馬に乗る―「プロセスワーク」の理論と実践

うしろ向きに馬に乗る―「プロセスワーク」の理論と実践

とりあえず志村季世恵さんという方は存じ上げないので「自分という自然に出会う」という書籍を買って読んでみた。
1章が志村さんだったのだが、イキナリボロボロに泣いた。(歳のせいですっかり涙もろくなっている)
これは良さそうだと言うことで参加してみることにした。


11月のFAJ定例会ワールドワークに参加する前も「今日はボロボロ泣くハメになりそうだなぁ」と予感しつつ参加してその通りだった。
今回の合宿も「今回もボロボロ泣くハメになるんだろうなぁ」と思ってその通りだった。
自分が悲しいと言うよりも、すべて貰い泣き。誰かが感動したり苦しんだりして泣いていると…
…一緒に悲しくなって泣く。
…その苦しみや悲しみが全然自分に縁がないので、それがまたなんか申し訳なくて泣く。


そして、だんだん、人前で泣くのなんか、恥ずかしくもなんともなくなってくる。これも歳のせいか。


「自分という自然に出会う」というからには、普段自然から切り離された生活をエンジョイしまくっている、フェイクが大好きで嘘っぽい宇宙人な私でも、どっか大地に繋がってる実感とかしちゃったり、自分の中に自然を感じて、もうちょっとは本能的な危険とかそういうのが感じられたり(例えば暗闇とか、地震とか、悪天候とか、無重力とかを怖がることができるようになっちゃったり)、または他人の痛みに敏感になれちゃったりする…


んじゃないかと期待して参加したが、結果はまったく逆だった。


この生き方が私にとっては「自然」なのだから、とりあえず悪あがきは止めて、強引にMyWayを貫けば良いのではないかと確信。
…今更、こんな確信を持たれても、私を知る周囲の人にしてみれば「何を今更」とか「そんな確信持たなくてイイ」とか思われてしまいそうだが、そういうコトだ。
短い間だったけど、自己嫌悪とさようなら。


今までの人生振り返るに。
そこに冒険への扉が開いていれば、私はいつも旅立ってしまう。
そして未だ敵や試練に出会わず。
帰還することも叶わず。
どこまで行ってしまうのだろうこの道は。


「いつか、どこからか、大きな試練が私に訪れて、苦しんだり悲しんだりして乗り越えて。そして、私も痛みのわかる人間になれるはず」
…て私の願望は
「いつかどこからか白馬に乗った王子様が」
と大差ないことに気付いたのだ。


うん。
私は苦労なんてしたことないし。
家庭にも、健康にも、頭脳にも、環境にも、友達にも、学歴にも、仕事にも、運にも、全てにおいて恵まれているし。
毎日ハッピーに生きていて人生バラ色なんだから。
人の痛みなんてわかるわけないジャン。
わかった振りとかしてもイタイだけだし。
わからないってコトだけ肝に銘じておけばいいジャン。


これからも毎日、愛を持って、この喜びの道を歩いていこう。
と思ったのであった。