自分という自然に出会う
11月のBe Nature School合宿夜の飲み会で「修羅は季世恵さんのワークショップに参加してみるべきだね」と言われた。
「自分という自然に出会う」という中野民夫氏、志村季世恵氏によるワークショップのことである。
- 作者: 中野民夫,井上ウィマラ,小野三津子,志村季世恵,松元恵,松田恵美子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/07
- メディア: 単行本
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慌てて財形を取り崩すも、カードの支払い日に間に合いそうになく、消費者金融へ「今から行きます」と電話。
会社を出る前に口座を確認したら、入金があったので「資金繰り目処ついたので止めます。利用者登録も削除願います」とお断りした。
…ような日々なので、合宿参加費(¥35,000)が捻出できるか危ぶまれたのだが。
長野女神山ライフセンター( http://www.megamiyama.jp/ )は、奇しくもプロセスワーク(ワールドワーク)の書籍「後ろ向きに馬に乗る」の舞台となっているエサレン研究所をモデルに作られた合宿所。これも縁か。
- 作者: アーノルドミンデル,エイミーミンデル,Arnold Mindell,Amy Mindell,藤見幸雄,青木聡
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 1999/08
- メディア: 単行本
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とりあえず志村季世恵さんという方は存じ上げないので「自分という自然に出会う」という書籍を買って読んでみた。
1章が志村さんだったのだが、イキナリボロボロに泣いた。(歳のせいですっかり涙もろくなっている)
これは良さそうだと言うことで参加してみることにした。
11月のFAJ定例会ワールドワークに参加する前も「今日はボロボロ泣くハメになりそうだなぁ」と予感しつつ参加してその通りだった。
今回の合宿も「今回もボロボロ泣くハメになるんだろうなぁ」と思ってその通りだった。
自分が悲しいと言うよりも、すべて貰い泣き。誰かが感動したり苦しんだりして泣いていると…
…一緒に悲しくなって泣く。
…その苦しみや悲しみが全然自分に縁がないので、それがまたなんか申し訳なくて泣く。
そして、だんだん、人前で泣くのなんか、恥ずかしくもなんともなくなってくる。これも歳のせいか。
「自分という自然に出会う」というからには、普段自然から切り離された生活をエンジョイしまくっている、フェイクが大好きで嘘っぽい宇宙人な私でも、どっか大地に繋がってる実感とかしちゃったり、自分の中に自然を感じて、もうちょっとは本能的な危険とかそういうのが感じられたり(例えば暗闇とか、地震とか、悪天候とか、無重力とかを怖がることができるようになっちゃったり)、または他人の痛みに敏感になれちゃったりする…
んじゃないかと期待して参加したが、結果はまったく逆だった。
この生き方が私にとっては「自然」なのだから、とりあえず悪あがきは止めて、強引にMyWayを貫けば良いのではないかと確信。
…今更、こんな確信を持たれても、私を知る周囲の人にしてみれば「何を今更」とか「そんな確信持たなくてイイ」とか思われてしまいそうだが、そういうコトだ。
短い間だったけど、自己嫌悪とさようなら。
今までの人生振り返るに。
そこに冒険への扉が開いていれば、私はいつも旅立ってしまう。
そして未だ敵や試練に出会わず。
帰還することも叶わず。
どこまで行ってしまうのだろうこの道は。
「いつか、どこからか、大きな試練が私に訪れて、苦しんだり悲しんだりして乗り越えて。そして、私も痛みのわかる人間になれるはず」
…て私の願望は
「いつかどこからか白馬に乗った王子様が」
と大差ないことに気付いたのだ。
うん。
私は苦労なんてしたことないし。
家庭にも、健康にも、頭脳にも、環境にも、友達にも、学歴にも、仕事にも、運にも、全てにおいて恵まれているし。
毎日ハッピーに生きていて人生バラ色なんだから。
人の痛みなんてわかるわけないジャン。
わかった振りとかしてもイタイだけだし。
わからないってコトだけ肝に銘じておけばいいジャン。
これからも毎日、愛を持って、この喜びの道を歩いていこう。
と思ったのであった。