途中駅


写真は岡山→高松の途中駅。「千と千尋」みたいに、通り過ぎる駅や街を眺めるのは、列車の旅ならではの旅情。


先日の夏休み旅行で平日昼間の大阪を独りぼんやり歩いている時「今、私ほんとうに自由だ」とウキウキした。
日常からぽっかり切り離されて、どこかよく知らない街で、用事も無くて、何をしても、どこへ行ってもいい。
そんな瞬間って、思えば滅多に手に入らない。


旅行へ行っても、何時までに何をしなきゃとか、意外と忙しい。
少なくともちゃんとした時間にご飯を食べないと、食いっぱぐれたりするのが海外旅行先。
普段の生活だって、仕事時間以外は別に何をしたって良いはずだけれど、今日は早く帰って買い物しなきゃとか、用事が無いなりにしなきゃいけないことは山積みだ。


そういうの一切抜きだと思ったら、無性にその時が楽しくなった。
夜は予定が入っていたので、結局だから何をしたという訳ではないけれど、あの瞬間が自分にとって久しぶりの完全リセットスイッチだったので印象深い。
何も大阪まで行かなくてもたぶん気持ちの持ち方で楽しめると思う。
これからも、時々意識的に「完全自由時間」というのを作ってみよう。


「完全自由時間」のレシピ
・家じゃない処、できればあまり馴染みのない場所
・5〜6時間以上、次の用事が無い
・だからといって何か実用的な用事を入れない
・荷物をあまり持っていない
・お金はほどほど持っている

朝飯:ヨーグルト、野菜ジュース/昼飯:玉子屋/夕飯:ドトール焼つくねミラノサンド