屋久島1日目

3月、2日間も休暇を取って4泊5日屋久島に行って来た。
昨秋から通っていたBe Nature Schoolのファシリテーション講座の総仕上げ合宿コースに参加するためだ。


迷いの少ない人生を歩いてきた。
即断即決。そして、決めたことは実行する。
「意志が強いね」と言われるが、そう意識したことはない。
単に「迷ってる時間が惜しいじゃねぇか。すぐ決める。決めたら迷わないってのは合理的だろう?」と思っている。
しかも、もし「やる/やらない」が選択肢なら、必ず「やる」を選ぶことになっている。



「なっている」のだ。


「反省はしても後悔はしない」と決めたのは小学生の時だったか?中学生か?
決めたからには実行あるのみ。


「やりたい気持ちとやりたくない気持ちが丁度半々」で数日迷った後に「やろう」と決めたのは20代。
WEB上のあるサイト運営を引き継ぐかどうかを決めた時だった。
その時に「そうか。丁度50%で迷った時、私は『やる』を選ぶのか。ならば次からはやりたい気持ち50%ならば迷わず『やる』を選ぼう」と決めてしまった。
やりたい気持ち49%ならば選択肢として浮上してこないので、ということは「やろうかな?」と思った瞬間に「やる」が決定ということだ。



お陰様でずいぶんとシンプルな人生だ。
省エネ・合理的で良いんじゃないかと思っている。


が。最近、これは「私に迷い続けるだけの根性や体力が無いだけじゃないのか?」と思うようになった。


決める。実行する。する。する。する。
Doばっかりだ。


会話でも会議でもそうだ。
行く先の定まらない会話が嫌いだ。
迷っている時間が惜しい。
速く何か決めて、さっさと何かを実行したくて仕方ない。



安易な結論に飛びつこうとする。
自分独りならまだしも、それを他人にまで拡大しようとする。
これは、そこに留まって踏ん張って考えつづけるという覚悟が、私に足りないだけじゃないのか?


そんな余裕のない自分を変えたい。
Doファシリテーションではなく、Beファシリテーターへ。
それが昨秋からの私の自己改革テーマである。


屋久島にも、そんな何かを掴みたくて行って来たのだった。