晴|寒|文書き計画

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日記を書かない日が続いている。
時間的には楽だけれど、これはあんまり望ましい状態じゃないんだ。


前にも書いたことがあるけど、私にとってこうして文を書くのには大きく二つの効果がある。
一つ目は「考える」だ。
図形的な思考(設計とか)は何も見ないで言葉にしないでぼんやり考える必要があるのだが、その他はPCの前でキーボードを叩いて文章にした上でアレコレこねくり回して推敲する過程で漸く形になってくるのが殆どなのだ。
こうしないと考えがまとまらないってのは情けない話なんだけど、馴れ親しんではや10年。今更変える気はない。
最初は紙に書いていた覚えがあるけれど、断然PCがイイ。考える速度で書けるし、編集も保存も清書も思うがままだから。


そして二つ目の利点がこの「保存」。
これまた情けない話なのだが、記憶容量の乏しい私は書いておかないと忘れてしまうのだ。自分自身の意見でさえ!
保存さえしておけば、確認する度に心に刻みなおすことも、中途半端だったアイデアをさらに深く検証しなおすことも、さらには自分で過去の思考の未熟さに気付かされることだってできてしまうのだ。


文章を書かないということは、私にとってつまり思考の放棄を意味する。
加齢の所為もあって、さっき思いついたのは何だったのか、そもそも何も思いつかなかったのかさえ思い出せずに、座りの悪い思いをするのもしばしばだ。
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…ここまでか…


思いついたらすぐに書き留める。これが基本。
日本を去る前は日常的にPCを持ち歩いて、通勤の電車の中で日記を書いていたし、カンボジア時代は持ち歩くのは同じく、通勤時間が往復30分に短縮されてしまった代わりにPCに向かう時間がたっぷりとあったのだ。
会社への個人PCの持ち込みが全面的に禁止されたのも一因で、今はちょっとPCを持ち歩く気力が無い。


しかし、思考停止の現状は打破したい。
そんな私の「文書き計画」が今日からスタートしたのである。


無理しても続かないのだから手軽に文を書ける環境は整備したい。


一番良いのは、持ち運びに便利でキーボードのような入力インターフェースを持つツールを手に入れることだ。例えばかつて愛用していたザウルスとか。
でも、帰国以来「シンプルに生きよう」キャンペーン継続中な私は、たかがメモをとるというためだけに電子手帳系の何かを買うのは避けたい。
今は愛用の紙の手帳もあるし、カンボジアで愛用していた電子辞書を持ち歩いていたりする(これが日本でも結構便利)のもあって、もう一台増えるってのも勘弁して欲しい。
ザウルスの手書きペン入力には慣れていたけれど、この考える速度に見合うキーボード入力速度とはやはり違うのも、二の足を踏む理由だ。


ならば既に持っているツールを活用してみよう!第一弾。
今日は大嫌いな携帯のメールを使って書いてみた。
ローマ字入力じゃないのが気に入らない、漢字変換が馬鹿なのが気に入らない、数字・記号・英単語などを多用する私の文章スタイルに似合わないのが気に入らない、推敲しようにも画面に96文字しか出てないのが気に入らない。
と、気に入らない所だらけなのだが、そのうち慣れるかも知れないので、暫くは我慢してみようか。


そして「…ここまでか…」になる。
朝の通勤時間から帰宅まで、通勤時間や休憩時間を投入して書いてたった13行か。今回書く内容は最初にほぼ全てできあがっていたので、投入時間はひたすら入力時間だった。
帰宅後の20分で残りの部分を書いている。
…これは厳しいな…通勤時間には本だって読みたいのに。


たぶん何日頑張っても慣れることはないだろうけれど、それでも当面は携帯電話を使って頑張ってみようと思う。
何か良いアイデアはないだろうか。
携帯用の便利な入力インターフェースツールがあればいいのに…とか
今持っている電子辞書(ローマ字キーボード付き)に簡単なメモが入力できたなら、それで十分だったのに…とか
悔しがりつつ、最善の方法を模索してみる。


朝飯:手巻き寿司、ヨーグルト/昼飯:日替わり弁当/夕飯:天玉そば


2005/02/22(Tue) 22:42:19